Profile

自分の写真
blog引っ越ししました! 新しいアドレスは http://ameblo.jp/serisaxcla/ です。応援宜しくお願いします!

2008/04/05

Jamie Davis(sax)Live@HADOWS行ってきました!



名古屋に12年間滞在し、テレビやラジオのタレントの傍らサックス奏者としてライブ活動をしていたジェイミー・デイヴィスさんがこの度一時帰国されるとのことで、送別会ライブに行ってきました!
彼のサックスは、TOKAI FUNK MACHINE(実はja+NKの前身のバンド)にゲストで来ていたときに聴いたことがありました。
ライブ前にご挨拶に行き、その話をしたら
「もう、何年前??」
と指を折りながら明るく話していました。(確かに、5~6年は前です。)

会場となったハドウス熱田店に来ていたお客さんは、さすがに業界の方やミュージシャンの方が多かったのですが、ステージに立つメンバーは超一流アーティストばかり。聴き手を楽しませる術を熟知しており、懐の深いリズムセクションに支えられてアツい演奏を繰り広げるフロント2人(サックスとギター)との対比が良かった!

↓ライブ風景です。



この日のジェイミーさんはアルトサックスとウィンドシンセサイザー(EWIと呼ぶ人もいる、いわゆる電子サックス)を演奏していました。
ここからはちょっとマニアックな話。
アルトサックスはE♭キーの楽器です。しかしジェイミーさんはウィンドシンセをテナーサックスやソプラノサックスの指使い、B♭キーで演奏していました。
ウィンドシンセは電子楽器なので、キー調整が確かできたはず(大学時代に1回だけ使ったことがある経験上)。
もちろんアルトとテナーとか、アルトとソプラノを持ち替える人には当たり前に両方のキーで演奏できなければダメなのですが、ウィンドシンセもアルトと同じ指使いのE♭キーに設定しておいた方が演奏はラク…なはず?!
(これについては必ずしもそうでないかも。諸説様々あると思います。また、クラリネットは指使いが同じでもオクターヴキーを押すか押さないかで、サックスで言うE♭とB♭の音階が両方出たりしますけど。)
そこで…
僕がジェイミーさんに「ウィンドシンセはB♭キーで演奏していたのですね。ソプラノサックスをイメージしてたのですか?」
と聞いたら、ご本人が
「実はテナーサックスで出演予定だったけど、ライブ前日にそのテナーサックスにトラブルが起きて、アルトサックスで出演せざるを得なかった。1日で曲のテーマを全部アルトで練習しました。さすがに大変だったよ!!」
とちょっぴり裏話として仰っていました。

えっ?

たった1日でB♭キーで演奏予定だった曲をE♭キーで練習してたなんて!
いくら全曲彼のオリジナルだったとはいえ、これはすごいことなんです!!
しかも全く聴き手にバレてない(同じサックス奏者の自分が言うのだから、間違いないでしょう!)。
ライブ中は彼の温かい人柄から来るサックスの音色に最も感動しました。
終わった後にこの話を聞いて、高いテクニックに更に感動!
もちろん、永年の生活でお世話になった人々に恩返しをしたいという彼のアツい気持ちにも。




アンコールが終わった後、超満員のお客さんから鳴り止まない拍手に導かれるようにメンバー一同ステージに出てきて一礼したあと、出演ミュージシャン同士で抱擁。
みんな楽しそうに演奏していたし、お互いのリスペクトと音楽を愛する気持ちとエンターテイナー魂が見事に融合した本当に素晴らしいライブ!

ジェイミーさんは年末か来年の初めには日本に戻ってくるそうです。
いつか共演したい!そう思った素晴らしいミュージシャンであり、見習うべき素晴らしい人でした!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは☆鷹です。
早速、遊びに来ましたよ~。
なんだかレベルの高さにタジタジです・・。
僕もドラムをがんばります。いつかセッションして下さいね♪

瀬利 優彰(sax,cl) さんのコメント...

鷹さん
ありがとうございます!
テクニックやレベルもそうですが、それよりも音楽や聴きに来てくださるお客様のことを愛する気持ちが最も大事です、と思ってます。
5月10日にja+NKというオリジナルのインストバンドで松阪MAXAに出演しますよ。
遠いですが、もし良かったら来てください!

セッションも、機会があれば是非!