そんな今日の朝、心に響く記事が、新聞に載っていた。
南アフリカ最上位のプロサッカーリーグ「プラチナム・スターズ」に、村上範和さんという日本人の選手が所属しているという話。
「ひと」というタイトルのコラムに載っていたその記事は、彼の決して華やかではない、それでも地道に努力を続けてきた経緯が綴られている。
シンガポールでプロ入りし、欧州や日本への移籍を望むが叶わず、現在のチームに声をかけられたという。
未知の国とはいえ村上さんは「ワールドカップ開催国の最上位リーグを経験し、さらに上を目指す」と入団を決意。
仮契約での入団直後、最初の出場で先制点を決めた後、競り合いで負傷退場。
短く鮮烈な活躍が「日本からの最高の輸入品」と話題になり、2年契約を勝ち取ったそうだ。
ここまでの話を聞いて、「所詮国内でプロになれなかった選手だろ?プロなんて吐いて捨てるくらいいるからね」と言う人もいるだろう。
私の見方は違う。結婚し、南アで娘も生まれた彼と、奥さんの並々ならぬ熱意と努力は、大きく花開くことはなくても必ずどこかで実を結ぶはず。
近頃、ニュースはインターネットで見ればそれで十分と思っていたが、新聞にはそこでは絶対に読めない面白い記事がある。
寒い朝だけど、自分も勇気をもらった。
地道に、コツコツと実績を積み上げていこうと。
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