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2012/03/08

これぞライブ!

オフなのを利用して、大阪ひとり旅を敢行してきました!
メインの目的は、"Billboard Live OSAKA"に行くこと♪
出演メンバーは…
"Al Jarreau & George Duke Trio"
Al Jarreau(vocal)
Geoge Duke(piano,keyboard,vocal)
Gorden Campbell(drums)
Michel Manson(bass)
です。
アル・ジャロウもジョージ・デュークも知ってはいたけどCDはほとんど持っていませんでした。
少し音楽通の方なら
「アル・ジャロウは『Spain』に歌詞つけて歌った人だよね?」
と皆さん仰ることでしょう!

かく言う僕も、当然、今日のセット(僕が行ったのは1stステージ)でアル・ジャロウはその曲を歌ってくれるのかな?と思っていました。



でもね。



その期待を見事に裏切ってくれたんですよ。



何がって?



そう、スペインを歌わなかった彼のパフォーマンスが、本当に最高だったということにです!
あれだけの世界的ミュージシャンが、まさに
「今、ここでライブをしてるんだ!」
できうる限りを尽くして歌う、インプロヴァイズする、ファンと触れ合う(なんと、僕の座席の真後ろで歌ってくれました!)。
どこまでも魅力的なヴェルヴェットヴォイス。
伸びやかな高音域。
などなど、言い出せばキリがありません!
74歳にして、自分が「生きているミュージシャン」であるということをまざまざと見せつけるのと共に、共演メンバー(音響スタッフ含む)へのリスペクト、お客さんへの感謝の姿勢など、どこをとっても今という瞬間をパーフェクトに楽しみ、そして受け入れ、演出していました!!
老いてなお盛んとは、あの場所においてはまさに彼のためにある言葉でした。
勝手に「高齢だから」という理由でいろんな心配してましたが、(何曲かは休んでいたものの)全くその必要がないことをステージ上で証明してみせたのです!


共演メンバーの一人、ジョージ・デュークには、実は一番期待してました。
1991年のモントルージャズフェスティバルにおいて、彼のパフォーマンス(DVDで聴いたのですが)は、ジャンルの壁を越えてリアルに感性へ訴えかけるものだったので。
今日も、その時と寸分違わぬ最高のパフォーマンスを見せてくれました。
愛に満ち溢れている、深いピアノの音色。
一体いくつの色を操れるのか、果てしない世界の広がりを見せるキーボード。
それだけでなく、アル・ジャロウが下がった曲でvocalまで聴かせてくれて。
深くて優しい世界観に、思わず涙してしまいました。
ベースのマイケル・マンソン、ドラムのゴーデン・キャンベルもメインの二人を時に圧倒する超ヘビー級のサウンド!
アルとジョージに最大の敬意を払いつつ、ただのリズムセクションに成り下がらない鉄壁の二人でした。
ちょっと驚いたのは、ドラムの真ん前に座ったのに、ちっともうるさくなかったことです。
楽器を気持ち良く鳴らしきるというのは、こんなに素晴らしいことなのかとワクワクしてしまいました!!

今日のメンバーに、間違いなく共通してたのは、
「みんな、自分にしか出せない音がある」
ということ。
ことジャンルというわかりやすいカテゴリで仕切られることの多い、音楽というエンターテイメント。
そんなことはどうでもいい。
彼らは彼らの音を出している。音で全てを表現している!
僕が理想とし目指す姿を、とてつもない高次元でメンバー全員が体現していました。
ライブチャージは決して安くなかったけど、そんな話はどうでも良くなるくらい、結果的にすごく得るモノの大きいライブでした。
ライブが終わってステージから降りていくメンバーの中で、ジョージ・デュークと握手できましたし!!
「この感動、プライスレス」
なんて昔やってたCMのキメ台詞を思い出しました(笑)

帰りの特急にも何とか間に合ったので、安心して名古屋に帰り、今日は余韻に浸りながら寝ようと思います。


最後に、彼らがライブ中に言っていた名言を。
「Buy the record,no download!」
まさに、その通りだと思います!

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